考えられる原因として以下のものがあります。

1【はずれ止めの位置が合っていない】

・はずれ止めは網戸上部にあることが多い部品で強風や衝撃などで網戸が脱落や落下するのを防止するための部品です。
ビスなどを緩めて調整できることが多いです

2【戸車の高さが合っていない】

・戸車は網戸の左右の下枠内部や外部にある車輪上の部品です。
左右共に上げ下げ調整が可能で左右の高さが違っていたりすると網戸が斜めになり引っかかる等の動作不良が発生したりします。

3【戸車がレールに乗っていない】

・網戸を一度はずして、上下共に取付けしなおしてください。

4【下枠レールにゴミがたまっている】

・レール自体にごみが集積していると戸車などにゴミが引っ掛かり車が動かなくなり動作不良につながります。
可能であればお掃除をしてください。

5【その他の原因】

・戸車にキズがついたり、すり減っている、網戸のすき間ふさぎ材が窓とこすれている、網戸が反っている、窓枠レールにキズ、変形があるetc・・・

●お取扱いの建築会社様、工務店様または販売店様に修理を依頼するか、弊社へお問合せください。

基本的に使用されている網戸は18メッシュです。
1インチ角(2.54cm×2.54cm)内に網が縦、横18本ずつ入っています。
数が大きくなればなるほど網目が細かいということになります

網色は一番初めにグリーンの網が開発されました。 二番目がブルーの網です。
そして三番目がグレーです。そして最近ではブラックの以上四色です。
最近では外側がグレー、内側がブラックの二色構成の網もあります

引違い窓はガラス戸と網戸を取付けたり取外したりするために、また、軽快な開閉ができるように、ガラス戸同士の間やサッシ枠レールとの間にある程度の隙間を設ける構造となっており、完全に密着するものとなっていません。
なお、これらの隙間は、円滑な開閉を考えて薄くて弾力性のある樹脂製のタイト材等で、できるだけふさぐようになっています。

網戸も同様にガラス戸及びサッシ枠レールとの間に隙間を設ける構造となっており、隙間は開閉に支障のない範囲で隙間ふさぎ材(モヘア)を付けて塞ぐようにしていますが、開閉構造の関係上、完全な密封状態にはなりません。
このような網戸は、基本的にガラス戸の開放時に部屋の通気を確保するとともに、人にとって有害または不快な虫の侵入をできるだけ抑止することを目的としています。
特に、夜間の光に誘われて集まる昆虫の侵入を抑止することができます。

※有害な虫の例・・・蝿、蚊、虻、蜂、蛾、ゴキブリ等
※不快な虫の例・・・カメムシ、羽蟻、ウンカ等

昆虫の習性として光に向かって飛来するほか、10月、11月になり寒さが感じられる時節、3月、4月のような春先の時節、夏場でも山間部において寒暖の差が大きくなると、寒さから逃れるために、または越冬のために暖気が感じられる家屋に集まる傾向があり、更にサッシ枠と網戸の隙間にもぐりこもうとします。
建物の周辺が自然環境に恵まれている所ほど虫の発生率が高く、この傾向が強いです。
中でも、カメムシ、てんとう虫等の這い回る虫は、少しでも暖かい方に向かって少しの隙間から入ろうとする習性があり、網戸とガラス戸の間に集まって固まります。
場合によっては、ガラス戸のヒレ状の柔らかい材質のタイト材を押しのけて、室内に侵入することもあります。
従って、網戸があっても、この習性を持つ虫の侵入を完全には食い止められません。
ガラス戸を半開き状態にした場合、隙間ふさぎ材が密着しない部分が生じるので、虫が入りやすくなります。
虫の侵入防止効果を確保するために、開放するガラス戸は全開にしてください。